園田剛士税理士事務所ではお客様のご要望に応じて、記帳代行(帳簿作成業務を会社外部の業者や税理士が実施すること)もおこなっています。
記帳は決算申告の礎となる帳簿作成の上で必要な作業です。
しかし、決算期が迫り、慌てて作業を行うと取引の計上漏れや誤りが生じやすくなるものです。
そうすると税務調査が入った際に、申告ミスを理由に追加で税金が課されることもあります。
加えて、記帳をこまめにスピーディーに行なっていれば経営状況を随時数値として見ることができるため、今後の経営方針や施策を考える上で非常に重要です。
記帳代行を依頼する5つのメリット
◆本業に専念することができる
記帳作業は単調な割に知識と時間が必要な作業です。経営者の方が自ら記帳していた場合は、今まで記帳に割いていた時間を本業に回すことができるようになり、売上のアップが見込めます。
◆手続が簡単で正確になる
領収書や通帳のコピー、請求書、入金記録などを代行者に送るだけで資料作成を行なってもらえます。記帳代行サービスの利用における手続きの際に、煩雑な作業を必要としません。
◆記帳以外の効果も見込める
税理士によっては、単なる記帳代行に限らず、派生して財務コンサルティングを行なってくれるところもあります。園田剛士税理士事務所では、会社の財務状況から事業計画や財務戦略の作成、経営・財務体質の改善の提案など様々なサービスを展開しています。
◆コストカットを実現できる
外部に安価で記帳代行を依頼することで、今までバックオフィス業務にかけていた人件費の一部をカットすることが可能です。
◆簡単に依頼先の変更ができる(スイッチングコストは多額ではない)
対応が悪い、連絡が遅いといった理由で依頼先を変更したい場合、それほど手間なく依頼先を変更することができます。記帳は原則1ヶ月単位で行うものなので、途中で契約を終了して依頼し直すことは難しいことではありません。
税理士と記帳代行業者を比較した場合のメリット
◆税理士に依頼するメリット
決算申告や節税まで一貫して依頼することもできる
決算申告は税理士法によって、納税者本人か税理士又は税理士法人しかできないと定められています。この点、記帳代行と決算申告とをセットで行なってくれる税理士がほとんどですので、新たに決算報告をしてくれる税理士を探すという手間が省けます。
また、記帳代行と決算申告は密接な関係にあるため、一貫して業務を行うことで講じられる節税対策も多くなる税理士への依頼は十分にメリットといえます。
◆記帳代行業者に依頼するメリット
依頼コストが安くなります。
税理士と比べて、記帳代行業者の方が相場が安いケースがあります。記帳代行を単体で頼みたいという場合は料金の面だけで見ると、業者に頼んだ方がお得かもしれません。
ただし、後述する違法業者には注意しましょう。
決算申告(税務申告書の作成含む)を行うことができるのは、「納税者本人」か「税理士(税理士法人)」のみと法律で定められています。
業者の中には「決算申告も代行」を謳い文句にしている場合があります。
この点、税理士資格を持った業者であれば、何も問題はありませんが、税理士資格を持っていない業者が税務申告書類を作成した場合、税理士法違反となります。
また、税理士は法律で守秘義務が定められているのに対して、業者は義務が法律上明記されていません。
記帳代行によって預ける資料のほとんが機密事項にあたりますので、契約時に秘密保持義務を明記することをオススメします。他にも、業者が預かっていた領収書を紛失するといったトラブルがあった際の対処法を事前に確認しておくことも大切です。
まとめ
記帳代行のメリット、そして業者と税理士への依頼での違いを解説しました。
記帳は税務申告にも繋がるとても大事な作業です。
円滑な経営を行うためにも有効な手段です。記帳代行の依頼を行うかどうか判断に迷うときは、園田剛士税理士事務所にご相談ください‼
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